三井化学、ブロンズ賞を2部門受賞 社内報アワード2024で

2024年08月29日

ゴムタイムス社

 三井化学は8月28日、ウィズワークス株式会社が主催する「社内報アワード2024」にて、「紙社内報部門/1冊子19ページ以下」および「動画社内報部門」の2部門でブロンズ賞を受賞したと発表した。「社内報アワード」とは、2002年からはじまった全国規模の社内報企画コンクールと優秀企画の表彰イベントから成る、年に1度の社内報の祭典である。本年度は、240社(部署含む)・524企画の応募があった。
 紙社内報部門/1冊子19ページ以下の受賞内容は以下の通り。1949年に初めて創刊された社内報は、1997年の三井化学設立と共に「MCIねっと」の名称となった。現在、約2万人のグループ社員をつなぐコミュニケーションツールとして読み継がれている。発行目的として、経営情報のタイムリーな周知、社員の一体感醸成・モチベーション向上、経営目標達成に向けた社員一人ひとりの行動へのつなぎ込みを掲げ、紙社内報は、じっくり手に取って考えてもらう企画を中心に制作している。受賞号では、長期経営計画「VISION 2030」の達成に向け新事業創出に挑戦する部署や、リサイクルに取り組む部署等を取り上げた。
 審査員のコメントは「発行目的や社内の背景に沿ってしっかり練り込まれた優れた社内報」「コンテンツにはWeb社内報との役割分担が明確に反映。世の多くの社内報でも複数メディアの使い分けが進行しているが、ここまで読み物として徹底された例は多くない」「製造業の神髄を見た思いで、リーディングカンパニーの風格も感じた」などが挙げられている。
 動画社内報部門の受賞内容は以下の通り。橋本社長による「橋本ラジオ」は、トップの生の声を伝えるインナーコミュニケーションの一環として、2023年4月より原則毎月2回、自社ポータルサイト等で公開している。コロナ禍での働き方の変化に伴い、都合のよい時(仕事中も)に、耳だけで楽しんで聴けるラジオを社内報に取り入れた。毎回、社員からの質問や個人的な砕けたテーマも含め様々なテーマに沿って、社長が社員パーソナリティと5分ほどのトークを繰り広げる。受賞した番組で扱ったテーマは、「社長への質問『やりがいの見つけ方』」「社長の日常―経営と心の休息の時」「世間の声、会社の評判」。
 審査員コメントのコメントは以下の通り。「ラジオという『聴くだけの情報提供』は、社員の負担にならない、ちょっとした隙間時間を活用できる最適な媒体であることに気づかされた。社長の明るく個性的なキャラクターが、この企画の下支えになっているのだろう」「トップからの一方通行でなく、社員の投稿なども拾い、双方向性を実現している点も、音声コンテンツの枠を超え て、社内報として学ぶべきポイント」
 同社はこれからも、社内報等を通じてグループ社員に向けた情報発信や相互理解を図り、インナーコミュニケーションを強化していく。

「橋本ラジオ」に出演する橋本社長

「橋本ラジオ」に出演する橋本社長

社内報アワード2024

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