横浜ゴムは8月29日、ドイツのBMW M社が2024年4月に発売した高性能コンパクト・スポーツカー「BMW M2」の新車装着用タイヤとして「アドバン・スポーツ・ブイ・イチマルナナ」の納入を開始したと発表した。
装着サイズはフロント用が275/35ZR19 (100Y)、リア用が285/30ZR20 (99Y)。
「アドバン・スポーツ・ブイ・イチマルナナ」は、横浜ゴムのグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」シリーズのウルトラハイパフォーマンスタイヤ。
今回納入されたタイヤはBMW M社と共同開発を行い、加速通過音性能と操縦安定性能を両立するために専用のパターンデザインを採用するとともに、より均一な接地面を確保するヨコハマ独自の技術「マウンド・プロファイル」により、高いドライ性能、耐摩耗性能を実現している。
さらに、ウェット性能は欧州ラベリング制度における最高レベル「A」を獲得。タイヤの骨格であるカーカス材にはハイパワー・プレミアムカー向けの部材を採用しており、高い操縦安定性を発揮する。
世界一過酷なテストコースと言われるニュルブルクリンクでのテストで鍛え上げ、タイヤサイドには世界でも限られたタイヤメーカーが納入するBMWグループ向けタイヤとして、同社からの技術力、品質、信頼の承認を示す★印(スターマーク)が刻印されている。
同社は2024年度から2026年度までの中期経営計画「ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げている。
その一環として、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」の新車装着を推進している。