デンカは８月29日、同社が開発した地球にやさしいサステナブルプラスチック「ＰＬＡＴＩＥＣＯ」が、バンダイから発売される「Ｏｒｉｇｉｎａｌ Ｔａｍａｇｏｔｃｈｉ Ｃｅｌｅｂｒａｔｉｏｎ Ｅｇｇ」に採用されたと発表した。
「Ｏｒｉｇｉｎａｌ Ｔａｍａｇｏｔｃｈｉ Ｃｅｌｅｂｒａｔｉｏｎ Ｅｇｇ」は、プラスチックの使用量と温室効果ガスの削減に貢献する製品として2024年８月29日（木）～９月１日（日）の期間、東京ビッグサイトで開催される「東京おもちゃショー2024」の「バンダイ・ＢＡＮＤＡＩ ＳＰＩＲＩＴＳ 未来・クリエイションブース」に展示される。
同社は、プラスチックの使用量削減と天然廃棄物の活用をコンセプトに、通常は食品産業廃棄物として廃棄・焼却処分される卵殻をポリスチレン系樹脂に配合した、地球にやさしいサステナブルプラスチック「ＰＬＡＴＩＥＣＯ」を開発しており、今回新たに卵殻とABS樹脂を配合した「ＰＬＡＴＩＥＣＯ」を開発した。
本開発品は、既存のＡＢＳ樹脂と同等の耐久性と成形性を兼ね備えつつ、最大51wt%の卵殻配合が可能な独自技術を用いている。
今後、玩具に留まらず、生活用品、食品容器、家電製品および自動車部品など幅広い用途への展開を図っていく。また、他の天然素材の有効活用も含めた改良を検討しており、引き続き社会全体のCO2排出削減に貢献していく。
デンカグループでは、独自のスチレンチェーンにより幅広い用途で使用される機能性ポリスチレン樹脂製品を製造・供給している。2050年カーボンニュートラル実現に向けて、持続可能な社会の実現に向けた環境貢献製品の開発を進め、環境負荷低減に対する社会や顧客のニーズに応えていく。
デンカは今後も、「化学の力で世界をよりよくするスペシャリストになる」というパーパスのもと、世界に誇れる化学で、人々の暮らしと社会に貢献し続ける。
