出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン(CRJ)は8月30日、千葉県市原市の同社千葉事業所の隣接地にCRJの「市原事業所」を建設するにあたり、8月29日に地鎮祭を執り行ったと発表した。市原事業所内に油化ケミカルリサイクル装置(使用済みプラスチック処理能力は、1年当たり2万t)を建設し、使用済みプラスチックの再資源化を目指す。市原事業所の完工および油化ケミカルリサイクル装置の商業運転開始は、2025年度下期を予定している。
同事業では、CRJが建設する油化ケミカルリサイクル装置において使用済みプラスチックを原料としたCR油を生産する。生産したCR油を原油に替わる原料として、同社の既存設備である石油精製装置および石油化学装置で精製・分解・重合し、「リニューアブル化学品」や「リニューアブル燃料油」を生産するものとなる。
同社とCRJは、同事業を通じてカーボンニュートラル社会および循環型社会の実現に向けて取り組んでいく。
2024年09月02日