三井・ダウポリケミカルが販売開始 バイオマス樹脂の2製品

2024年09月03日

ゴムタイムス社

 三井・ダウポリケミカルは9月2日、2024年9月1日より、マスバランス方式によるバイオマス・エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)およびバイオマス・低密度ポリエチレン(LDPE)の販売を開始すると発表した。
 バイオマスEVAおよびバイオマスLDPEは、使用原料であるバイオマスエチレンが従来の石油由来エチレンと同等の物性を示すことから、従来の石油由来品と同等の樹脂物性を有す。そのため、従来品から容易に切り替えることができ、製品のライフサイクル全体におけるGHG排出量の削減に貢献する。
 同社では、2024年5月千葉県市原市の千葉工場でのISCC PLUS認証取得以降、バイオマスEVAおよびバイオマスLDPE製品の生産・販売開始に向け、準備を進めてきた。販売を開始するバイオマス樹脂製品は、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、低密度ポリエチレン(LDPE)、製品名は、エバフレックス(一部銘柄は対象外)、ミラソンとなる。
 同社は、環境配慮型の樹脂製品のさらなるラインナップ拡充に向け、製品開発を進めていく。製品のライフサイクル全体におけるGHG排出量削減などの環境負荷低減につながるソリューションの提供により、持続可能な社会の実現に貢献する。

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