ブリヂストンがロボットハンド出展 国際物流総合展2024で

2024年09月04日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは9月3日、同社の社内ベンチャーであるソフトロボティクスベンチャーズと同社が、2024年9月10日~13日の4日間、東京都江東区の東京ビックサイトで開催される「国際物流総合展2024」に出展し、ソフトロボティクス事業と生産財ソリューション事業について紹介すると発表した。
 なおソフトロボティクス ベンチャーズのブースでは、新たに開発したソフトロボットハンド「テトテ アンド」を当日初披露する。
 今回のブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズのブースでは、物流業界を代表する共創パートナーと新たに開発した新型ソフトロボットハンド「テトテ アンド」を初披露する。一般的な吸着式のロボットハンドは平面があるモノを速くピッキングすることが得意である一方、「テトテ」のような把持式は様々な形状や硬さ、素材のモノを扱うことが可能となる。「テトテ アンド」では両方式の強みを活かし、膨大な数の日用品を取り扱う共創パートナーの作業環境に即したハンド機構に関する知見や扱う商品に関するデータをハンドの設計要件に取り組むことで、従来の「テトテ」による把持とその中心部に搭載した真空吸着パッドによる吸着を両立したピッキング作業を実現している。これにより国内に流通する数万の日用品のピッキングが可能となる。
 ブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズは現在、様々なパートナーと共創し、「手」であるソフトロボットハンドに「目」と「頭脳」であるAIビジョンを組み合わせたピースピッキングロボットシステムを開発している。
 同システムは、物流の作業現場でロボットが対象物を即座に認識・判別した上で多種多様なモノをピッキングすることができるため、対象物や状況に応じた自律的な作業が可能となる。今後は、ユーザーの困りごとに寄り添い「テトテ アンド」を活用したピースピッキングのソリューションを提供することで、物流業界のユーザーの倉庫や拠点での自動化への貢献を目指す。

ソフトロボティクスブース

ソフトロボティクスブース

生産財ソリューションブース

生産財ソリューションブース

テトテ アンド

テトテ アンド

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー