錦城護謨は、7月28日に東京・講道館で開催された第17回全日本視覚障害者学生柔道大会で、選手の屋内移動を支援するゴム製視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」の敷設を協力した。講道館では、道場からトイレまでの約35メートルの区間に歩導くんガイドウェイを設置した。
また、歩導くんガイドウェイは、10月27日に行われる第39回全日本視覚障害者柔道大会でも設置される予定。同社は日本ゴールボール協会のオフィシャルサプライヤーとしても協力しており、スポーツを通じすべての人が自由に移動できる環境の整備を目指し、公共・民間施設での理解促進と普及拡大を進めている。
歩導くんガイドウェイは2015年の発売以来、国内の公共施設、病院、オフィスビルなどで累計1200か所以上に導入されている。ゴム製の視覚障害者歩行誘導マット(屋内専用)で、白杖で叩いたときの床の音や当たり心地、足裏から伝わる感触の違いにより、視覚障害者を目的地まで安全に誘導できる製品となっている。
また、表面に凹凸がなく、製品外周になだらかな傾斜があるがあるため、視覚障害者だけでなく、車いす利用者、肢体不自由者、高齢者、ベビーカー利用者など、すべての人が自由に移動できるユニバーサルデザインの誘導路でもある。設置方法は両面テープで簡単に貼ることができ、既存の建物に柔軟に対応できる点も強みとなっている。
歩導くんガイドウェイの設置実績は、公共施設、病院、オフィスビル、スポーツ施設、商業施設など。設置方法はピータイル、長尺シート、タイルカーペットなど多くの床材に対応でき、既存の床への簡単設置が可能。
カラーは6色展開(マンゴーイエロー、スモーキーイエロー、スモーキーピンク、スモーキーブルー、チャコールブラウン、チャコールグレー)※受注生産で特注色の製作可能。