横浜ゴムが子育て支援NPOを継続支援 YOKOHAMAまごころ基金で

2024年09月05日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは9月4日、従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が2024年8月に、子育てを中心とした社会問題解決に取り組む認定NPO法人「フローレンス」へ活動支援金を寄付したと発表した。同社は、従業員などが社会貢献を目的とした寄付や義援金を拠出した際に、企業がその寄付金に一定額、または同額を上乗せして寄付金を拠出するマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は100万円となる。同団体への支援は2022年から3年連続。

 「フローレンス」は、「今を生きるわたしたちとまだ見ぬ子どもたちが希望と手をつないで歩める社会」を目指し、子どもの虐待や貧困、障害児家庭の支援不足、親子の孤立の課題を解決するため、多様な保育事業を運営するほか、全国で「こども宅食」「おやこよりそいチャット」「にんしん相談」「赤ちゃん縁組」などの福祉事業と支援活動、政策提言を行っている。今回同社が支援する「赤ちゃん縁組」は、赤ちゃんの虐待死をゼロにする解決策として、妊娠期に課題を抱える妊婦の相談を受け、やむを得ない事情で赤ちゃんを育てられない場合には出産後に生みの親に意思確認をしたのち、赤ちゃんを育ての親に託す取り組み。 

 「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立された。同社はマッチングギフトとして同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。

 同社はサステナビリティ・スローガンとして「未来への思いやり」を掲げ、事業活動を通じた社会課題への取り組みにより、共有価値の創造を図っている。

「フローレンス」の専門スタッフが相談を行う様子

「フローレンス」の専門スタッフが相談を行う様子

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