横浜ゴムがジオランダーを供給 ラリー北海道に参戦8チームに

2024年09月05日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは9月4日、2024年9月6日~8日に北海道で開催される「XCRスプリントカップ北海道」の第4戦「2024 ラリー北海道」に参戦する8チームに同社のSUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」を供給すると発表した。第3戦の「2024 ARK ラリー・カムイ」では全3クラス中2クラスで優勝しており、今回は全クラス制覇を目指す。
 「GEOLANDAR」装着車はXC-1クラスに1チーム、XC-2クラスの3チーム、XC-3クラスに4チームが参戦する。第3戦ではXC-2クラスの番場彬選手とXC-3クラスの塙郁夫選手が優勝しており、連覇を目指す。さらにXC-2クラスには今年の「アジアクロスカントリーラリー2024(以下、AXCR)」で総合優勝したMana・Pornsiricherd選手、Kittisak・Klinchan選手がトヨタ ハイラックス ファストフォワードで参戦。約2100kmにおよぶ過酷なコースを走り抜いたAXCR覇者のタフでアグレッシブな走りに注目が集まっている。
 横浜ゴムは「GEOLANDAR A/T4(ジオランダー・エイティフォー)」、「GEOLANDAR X-AT(ジオランダー・エックスエーティー)」、「GEOLANDAR A/T G015(ジオランダー・エイティジーゼロイチゴ)」の3モデルのオールテレーンタイヤを供給する。
 「XCRスプリントカップ北海道」は北海道を舞台にクロスカントリーカーやSUVで競うスプリントラリー。「2024 ラリー北海道」は総走行距離が約632kmのグラベルコースで競われ、平均時速100km/hを超えるステージもあり、ハイスピードの白熱したレースが期待される。なお、本レースは「全日本ラリー選手権」と併催される。
 2024年5月に発売した新商品「GEOLANDAR A/T4」はオールテレーンタイヤに求められるオンロード性能とオフロード性能を高次元で両立しながら、よりオフロードイメージの強いデザインを実現している。
 「GEOLANDAR X-AT」はオフロード感溢れるアグレッシブな外観と優れたオフロード性能に加え、オンロードでの快適性を両立している。「GEOLANDAR A/T G015」はオフロードでの走破性と耐久性を向上させつつ、オンロードでの高い快適性や静粛性も兼ね備え、ショルダー部のアグレッシブなデザインがSUVにふさわしい力強いイメージを創出する。
 「GEOLANDAR」シリーズの高いオフロード性能はレースでも数多く実証されており、2024年は米国・カリフォルニア州で開催された世界で最も過酷なオフロードレース「King of the Hammers」の3クラスで優勝、全米最長のオフロードレース「Vegas to Reno」の3クラスで優勝している。
 横浜ゴムは2024年度~2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。その中で、モータースポーツ活動を「ADVAN」「GEOLANDAR」のブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。

Mana・Pornsiricherd選手の参戦車両 「トヨタ ハイラックス ファストフォワード」

Mana・Pornsiricherd選手の参戦車両 「トヨタ ハイラックス ファストフォワード」

GEOLANDAR A/T4

GEOLANDAR A/T4

GEOLANDAR X-AT

GEOLANDAR X-AT

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