ダウが1万ドルを寄付 バディプログラム運営法人に

2024年09月09日

ゴムタイムス社

 ダウ・ケミカル日本は9月6日、子どもと大人が 2人組になって交流するバディプログラムを運営するWe are Buddiesに対し、1万ドル(約160万円)を寄付したと発表した。
 We are Buddiesは、同社グループであるダウ・東レがシリコーン工場を操業する千葉県市原市で活動している。この寄付は、同社の地球市民としての活動の柱の一つである「地域社会の繁栄」に貢献するもの。同社が同団体に寄付するのは初めてとなる。
 バディプログラムは、心の孤立リスクのある子どもと保護者以外の大人ボランティアがペアを組み、共に学び、成長することを目的としており、子どもたちの社会的スキルや自己肯定感を高めるとともに、大人たちにも新たな視点や経験を提供する。ひとり親家庭の子どもや特別なケアが必要な兄弟のいる子どもらが保護者や学校関係者以外の大人との関わることで、プログラムが子どもにとってのセーフティネットとして機能することを目指している。今回の寄付は、市原市でのペアのマッチング拡充や新たな交流活動の展開に活用する予定となる。
 同社は、We are Buddiesとの協力を通じて、よりインクルーシブな社会の構築に貢献していく。
 同社は、サステナビリティ、コミュニティの繁栄、STEM(化学、技術、工学、数学)および技能職分野の人材育成を社会貢献の柱とし、医療的ケア児の保育拡充のためのフローレンスとの協働、コミュニティで貢献する女性リーダーを表彰する「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞(CCJA)」への協賛など、さまざまな寄付やボランティア活動を実施している。
 未来のイノベーターを育てることを目的とした日米の官民パートナーシップ「TOMODACHIイニシアチブ」のパートナー企業としての活動は今年で10年目を迎える。また教員を養成する「Teach for Japan」との活動にもボランティア社員が活躍している。
 今後も、このような活動を通じた社会への貢献を行っていくとともに、従業員の前向きな就業体験を促進していく。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー