三菱ケミカルグループは9月10日、持続可能な製品の国際的な認証制度のひとつであるISCC(International Sustainability and Carbon Certification、国際持続可能性カーボン認証)PLUS認証を下記製品で新たに取得したことを発表した。本認証はリサイクル原料やバイオマス原料などが、製品製造を含むサプライチェーン上で適切に管理されていることを担保するもの。このたびの認証取得により、複数の原料を混合して製品を製造する際に、使用した特定の原料の割合を任意の製品へ割当てる流通管理方式であるマスバランス方式を活用した下記製品の取り扱いが可能になる。
7月に新たにISCC PLUS認証を取得した製品は、三菱ケミカル広島事業所のコーティング材料用メタクリル樹脂「ダイヤナール」(溶液タイプ)、三菱ケミカル中日本事業所・大垣(神田)地区のポリエステル樹脂「ニチゴーポリエスター」の2点。
同社グループは本認証の取得や認証製品の提供を通して、これからもリサイクル原料やバイオマス原料を使用したサステナブルな製品の社会実装に貢献していくとしている。