ブリヂストンがサプライヤー契約を5年延長 NTTインディカーシリーズで

2024年09月17日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは9月12日、同社の米国グループ会社であるブリヂストン アメリカス インクが、NTT INDYCAR SERIESのオフィシャルタイヤとして、ファイアストンブランドタイヤの独占タイヤサプライヤー契約を5年間延長し、2030年まで継続することを発表した。
 NTT INDYCAR SERIESは北米最高峰の伝統的なフォーミュラカーレースである。シリーズを代表するレース「INDY500」の第1回開催は1911年まで遡り、その記念すべきレースの勝者はファイアストンブランドタイヤを装着しており、その後も勝利を重ねてきた。本年はファイアストンブランドタイヤの独占供給25年目を迎え、今回の契約延長では2023年から支えているNTT INDYCAR SERIESの次世代育成カテゴリーにあたるINDY NXT by Firestoneも2030年まで継続サポートする。
 同社にとってモータースポーツはタイヤメーカーとしての「原点」であり、「極限への挑戦」となる。同社は、モータースポーツを通じて、レースを楽しみ、勝つことにこだわり、「極限へ挑戦」し、イノベーションを加速させていく情熱、さらに、仲間と共に持続可能なモビリティ社会を支えていくという情熱を込めた「Passion to Turn the World(世界を変えていく情熱)」の新メッセージのもと、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化している。レースを「走る実験室」として、極限の条件で磨いた技術を、「From Circuit to Street」をコンセプトに、市販用タイヤ開発へ反映、次のステージの技術開発へも繋げていく。
 NTT INDYCAR SERIESでは、2022年からグアユール由来の天然ゴムを使用したレースタイヤをストリートサーキット開催レースで導入し、サステナブルなタイヤ技術を実証した。その後も、再生資源・再生可能資源の活用を進めており、「走る実験室」としてサステナブルなグローバルモータースポーツ活動強化に取り組んでいる。このような新たな「自ら極限へ挑戦する」姿・情熱を、ステークホルダーの皆様に示していくことで、サステナブルなプレミアムブランドを構築していく。
 同社は、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を通じ、安心・安全で楽しいモータースポーツ文化の発展に貢献していくことで、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Emotion 心動かすモビリティ体験を支えること」にコミットし、10年後、20年後にも「走るわくわく」を提供しつづけていく。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー