ダウは9月13日、使用済リサイクル(PCR=ポストコンシューマーリサイクル)材料をケーブルジャケットに取り込む「REVOLOOPリサイクルプラスチック樹脂」の発売を発表した。
REVOLOOP樹脂の製品ポートフォリオに新たに加わったこの製品は、ケーブルジャケット用のバージンプラスチック材料と同様の性能を発揮しながらサステナビリティの利点を提供し、循環性を推進するダウのコミットメントのマイルストーンになる。
ワイヤーおよびケーブル製品にPCRを取り込むことで、プラスチック廃棄物は埋め立て地や自然環境に放出されず、循環型エコシステムに組み込まれる。2030年までに年間300万トンの循環型・再生可能なソリューションを商業化するというダウの「廃棄物の転換」という目標にも貢献していく。
同社のパッケージング・アンド・スペシャルティプラスチック事業、グローバルワイヤー・ケーブルマーケティングマネジャーであるエディット・ベルツィは「世界のワイヤーおよびケーブル業界向けのREVOLOOP樹脂の発売により、当社はサステナビリティのポートフォリオを拡大すると同時に、電力・通信業界の顧客がそれぞれの目標を達成できるよう支援する。品質と信頼性に対する当社の確固たるコミットメントと当社が重視する安全性と合わせて、この製品は、世界中の顧客のPCRへの取り組みを支援するのに役立つ」と述べている。
同社は、幅広い業界知識、最先端の技術開発、ワイヤーおよびケーブル業界に対するワンストップショップサプライヤーとしての信頼性を組み合わせ、PCR材料の加工と用途の変革に貢献し、世界中の顧客が目標を達成するための選択肢を提供していくとしている。