豊田合成が里山づくり活動を拡大 美濃加茂市と協定締結

2024年09月18日

ゴムタイムス社

 豊田合成は9月17日、環境保全活動の一環として岐阜県美濃加茂市で行っている里山づくり活動を拡大する。国内で森林の管理が行き届いておらず、水の浄化などの機能が低下している課題に対応することで、生態系などの自然環境の回復を目指している。
 同社では、長期環境目標(TG2050環境チャレンジ)の柱の一つに「環境保全・自然共生」を掲げ、ビオトープの設置や河川・干潟の保全、岐阜県美濃加茂市や静岡県森町との協働による間伐や下刈りなどを通じた「里山づくり」を行っている。今回、美濃加茂市の「豊田合成 樹守の里」を従来から約15,000㎡拡張し、活動の輪を広げていく。
 9月16日に開催した岐阜県および美濃加茂市との拡張に関する協定締結式で、同社社長の齋藤克巳氏は「当社は、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に向けた製品づくりに加え、生態系などの自然を回復させるネイチャーポジティブに貢献できるように里山づくりなどの自然共生活動にも力を入れています。これまで以上に岐阜県や美濃加茂市と連携して地域環境保全と地域活性化に取り組んで行きます」と挨拶した。
 

協定式の様子

協定式の様子

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