三菱ケミが３Dプリンティング展示会に出展　エラストマーや高耐熱樹脂をPR

2024年09月19日

ゴムタイムス社

　三菱ケミカルは９月18日、２０２４年９月26日、27日の２日間、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される「フォームネクストフォーラム東京２０２４／Ｆｏｒｍｎｅｘｔ　Ｆｏｒｕｍ　Ｔｏｋｙｏ　２０２４」に出展すると発表した。
　同社の持つ幅広い樹脂原料のラインナップを生かし、エラストマーから高耐熱樹脂まで、３Ｄプリントに適した材料（バイオ、リサイクル材料含む）を紹介する。また、岡由雨子建築ディザインとのコラボレーションによる大型３ＤＰ造形物の展示をする。
　さらに、展示会開催中、常時、同社Ｒ＆Ｄ専任者がいるので、樹脂の特性説明や造形アドバイス、さらに、コンプライアントメカニズムを用いた形状設計アプローチ、造形時の挙動予測計算の提案も可能となる。
　ペレット造形向け材料出展では、ベースポリマーにスチレン系ゴム（ＳＢＣ）を使用した、優れたゴム特性を持ったエラストマーであるテファブロックＴＰＳ、回収した炭素繊維強化プラスチック（ＣＦＲＰ）から炭素繊維を再生し、ポリカーボネート樹脂とコンパウンドした材料であるＸＡＮＴＡＲ　ＲＣＦ＋ＰＣ（Ｐｏｌｙｃａｒｂｏｎａｔｅ）、再生可能原料（植物）を使用したバイオマスエンジニアリングプラスチックであるＤＵＲＡＢＩＯ、その他ＰＰ，ＰＶＣ，ｅｔｃなどが展示予定となる。
　粉末造形材料では、電気絶縁性に優れるＰＢＴに、同社の技術によって、ＰＡ12粉末と同等の優れた粉末造形性を付与した材料であるＲＯＬＡＳＥＲＩＴ　ＰＢＴー01を紹介する。
　岡由雨子建築ディザインとのコラボレーション展示では、出展ブースを演出するファサードパネルシステムや吊り下げ装飾品も、同社造形材料を使用したものとなる。デザインは岡由子建築ディザイン、３Ｄプリントは岡由雨子建築ディザインＣＩＲＣＵＬＵＳが担当した。材料にテファブロックＴＰＳを添加することで、造形物の美しい外観を阻害することなく加工性を上げることができ、デザイン性にあふれた施工を可能にしている。
　フォームネクストフォーラム東京２０２４の会期は、２０２４年９月26日～27日10時～17時、会場は、東京都立産業貿易センター浜松町館となる。