住友ゴムがナガセに譲渡 ダンロップスポーツウェルネスの全株式

2024年10月01日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は9月27日、連結子会社であるダンロップスポーツウェルネスの全株式をナガセに譲渡する内容の株式譲渡契約を締結することについて、取締役会にて決議し、株式譲渡契約を締結したと発表した。
 同社は、対象会社にてフィットネス事業、ゴルフスクール、テニススクール運営などの関連サービス事業を通じてユーザーのスポーツライフを向上させることに努めてきた。
 新型コロナウイルス感染症の影響による業況悪化については、サービス品質の向上や経営の効率化により足元では回復基調にあるが、現在推進中の中期計画において定める「既存事業の選択と集中」の取り組みのーつとして、対象会社の全株式を新たな株主へ譲渡することを決定した。
 譲渡先は小学生・幼児を対象とし、多くのオリンピック選手を輩出するイトマンスイミングスクールを運営しており、ジュニアからシニアまでの幅広い年代を対象とする対象会社、およびグループ会社であるイトマンスポーツスクールを加えた3社では会員の重なりが少なく、また、拠点の重複もないことから、品質はもちろん事業規模においても日本を代表する総合型スポーツジム、スイミングスクールとなることが期待できる。
 なお、対象会社が運営するゴルフスクール、テニススクール事業については、対象会社より同社の100%子会社であるダシロップスポーツマーケティングに承継し運営を続ける。
 この承継により、レッスン・フィッティング・物販を組み合わせた同社ならではの総合的サービスをユーザーに提供することで、よりゴルフ、テニスの魅力を広げ、次世代プレーヤー育成や情報発信の拠点として、将来的な同社プランドのファンづくりにつなげていく。
 そして、国内のリーディングカンパニーとして、ゴルフ、テニス市場の活性化を図り、ユーザーの豊かなスポーツライフに貢献するべく努めていく。

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