デンカは9月30日、「デンカレポート2024統合報告書」を発行し、同日、これをウェブサイトに公開したことを発表した。
本レポートは株主や投資家をはじめとした全てのステークホルダーの皆さまへ、ESG経営の視点から中長期的な価値創造に焦点を当て、同社グループの総合的な企業情報をお伝えする統合報告書となる。
今年度の報告書は、ビジョン(コアバリュー、パーパス、ミッション)と、その実現を目指す経営計画「Mission 2030」をテーマとして、成長戦略(事業価値創造・人財価値創造・経営価値創造)の進捗状況を説明している。成長軌道回帰への3つの施策「ポートフォリオ変革」「投資計画の見直し」「ベストプラクティスプロジェクト」や、全社変革運動として取り組むビジネスアイディアコンテスト(Denka Innovation Day)などを紹介している。
また、今年度の社長対談として、みずほ証券アナリストの吉田篤氏をお招きして、変化を恐れない改革の重要性を語りあった。財務戦略においては、今年4月に就任したCFOメッセージを掲載している。
その他、重大事故の再発防止に向けた取り組み、品質不適切行為に関する対応状況を報告するとともに、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)およびTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)に基づく環境経営の情報開示、人財価値創造の各施策の取り組み状況や社員意識調査の結果、人権尊重、統合リスクマネジメントの概況について報告している。
同社は、本報告書やサステナビリティサイトなどを通じて積極的な情報発信に努めながら、ステークホルダーの皆さまとのコミュニケーションを深めるとともに、「化学の力で世界をよりよくするスペシャリストになる。」というパーパスのもと、世界に誇れる化学で、人々の暮らしと社会に貢献し続ける。