ブリヂストンが年内に契約終了　五輪ワールドワイドパートナー契約

　ブリヂストンは10月１日、2024年12月末を以って満了するオリンピック・パラリンピックのワールドワイドパートナー契約を継続しない方針を決定し、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）と合意したと発表した。
　同社は、「最高の品質で社会に貢献」という使命のもと、ＩＯＣのビジョン「スポーツを通じてより良い世界を実現する」、ＩＰＣのビジョン「パラスポーツを通じ、インクルーシブな社会を創造する」に共感し、２０１４年からオリンピックのワールドワイドパートナーとして、２０１８年からパラリンピックのワールドワイドパートナーとして、スポーツの力を信じ、夢を追いかけるアスリートの挑戦をグローバルに支えてきた。
　夏、冬の様々な大会を通じて、スポーツやアスリートたちが持つパワーは同社のグローバルメンバーを盛り上げ、世界中の顧客、パートナーとの絆を深めることにつながった。これまで、約10年に渡る同社のワールドワイドパートナーとしてのグローバルな活動を支えてくれたＩＯＣおよびＩＰＣに感謝を示した。
　今後については、スポーツの力を信じ続ける姿勢は変わらないとし、同社の原点であり、「タイヤ」という商品を通じて同社が自ら挑戦するスポーツであるサステナブルなグローバルモータースポーツ活動に注力していく。この活動を通じて、サステナブルなプレミアムブランドの構築に挑戦し、すべての一人ひとりにとっての「最高」を支え続け、モビリティの未来になくてはならない存在となることを目指す。
　同社は、企業コミットメント「Ｂｒｉｄｇｅｓｔｏｎｅ　Ｅ８　Ｃｏｍｍｉｔｍｅｎｔ」を未来からの信任を得ながら経営を進める軸として、従業員、社会、パートナー、お客様など、多くのステークホルダーと共に価値を創出することで、未来に対する責任を果たし、持続可能な社会を支えることにコミットしていく。