豊田合成は9月30日、製造現場の生産性向上に向けてスムーズな全方向移動が可能な搬送ロボットを開発するTriOrbに出資したと発表した。
TriOrb(トライオーブ)社はAISolスタートアップ認定を受けた九州工業大学発の企業である。一般的なタイヤを球体に変更することで、スムーズに全方向へ移動できる搬送ロボットと自律走行用のソフトウェアを開発している。従来のタイヤでは走行困難な狭いスペースや段差の多い走行環境でも移動できる搬送ロボットを、製造現場の多様なロボットに組み合わせることで、人手不足や重労働作業などの社会課題を解決することを目指している。
同社は、中長期経営計画(2030事業計画)に基づく成長戦略を支える取り組みとして、モノづくり革新を通じた生産現場の競争力の強化を進めている。製造工程の自動化・効率化への取り組みの一環としてTriOrb社の技術を活用することを視野に出資した。
2024年10月02日