レゾナックら8社共同で受託 JOGMECのCCS事業の設計で

2024年10月11日

ゴムタイムス社

 レゾナックは10月10日、三井物産、関西電力、九州電力、コスモ石油、中国電力、電源開発、UBE三菱セメント(五十音順)と共同で、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の令和6年度「先進的CCS事業に係る設計作業等」に関する委託調査業務を受託したことを発表した。
 本委託調査では、上記8社が共同して、2030年度までのCO2貯留開始に向け、マレー半島沖南部CCS事業のバリューチェーン全体の設計・評価作業を実施していく。

 同社は、当プロジェクトを通じ、同社大分コンビナートにおけるCO2の回収、CO2貯留サイトでの貯留(CCS)および輸送などのバリューチェーンにおいて、それぞれで必要な技術的要件の検証およびコストの概算などの検討を進めていく。

 同社大分コンビナートを含む石油化学事業は、2025年1月1日よりクラサスケミカル(以下 クラサス)として運営予定。クラサスにおいてもCO2排出量削減は重要課題であり、本共同検討を通じたCCSの早期導入検討をはじめ、脱炭素化に向けてあらゆる選択肢を検討することで、2050年カーボンニュートラル社会の実現へ貢献していくとしている。

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