横浜ゴムがタイヤ2商品で グッドデザイン賞を受賞

2024年10月17日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは10月16日、同社が本年2月より発売したプレミアムコンフォートタイヤ「ADVAN dB V553(アドバン・デシベル・ブイゴーゴーサン)」と同5月より発売したSUV・ピックアップトラック用スタンダードオールテレーンタイヤ「GEOLANDAR A/T4(ジオランダー・エイティフォー)」が、2024年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。

 「ADVAN dB V553」は「上質な静粛性が持続するプレミアムコンフォートタイヤ」をコンセプトに開発したタイヤ。静粛性をさらに進化させただけでなく、摩耗の進行による静粛性とウェット性能の低下を抑制しており、静けさと安全性がより長く持続する。また、同社が展開する電動車対応商品であることを表す独自マーク「E+(イー・プラス)」が打刻されている。「GEOLANDAR A/T4」はオールテレーンタイヤに求められるオンロード性能とオフロード性能をさらに高次元で両立しながら、よりオフロードイメージの強いデザインを実現したタイヤ。冬用タイヤとして認められた証「スノーフレークマーク」を全サイズで獲得し、冬用タイヤ規制時でも走行可能なタイヤとして認められている。なお冬用タイヤ規制時は走行可能だが、全車チェーン規制の場合はいかなるタイヤ(スタッドレスタイヤを含む)もチェーン装着が必要となる。

 審査員は、「ADVAN dB V553」について、「タイヤの全体的なトレッドパターンは非常に細かく、特にサイドデザインが特徴的。全体的なパターンが繊細であるだけでなく、タイヤの内側・外側の縦溝の幅によって排水性能を調整し、密着性を高めるなど、高い機能性も考慮されている。この製品は、現在台頭しつつある電気自動車にも適している。」とコメントしている。

 「GEOLANDAR A/T4」については、「日常使いで重要視されるオンロードでの快適性や静粛性を犠牲にすることなく、ユーザが製品に望むアグレッシブな見た目を獲得することに成功している。両側面は、異なるサイドブロック形状を採用しており、印象的なホワイトレターの入れ方を含めて、ユーザに好みのデザインを選ぶ楽しさを提供している。また、摩耗時の対策として、悪化しがちなノイズを独自のアプローチで改善しているほか、トレッドパターンの変化を最小に抑える工夫を盛り込んでいる点も高く評価した。」とコメントしている。

 同社のタイヤ商品は2016年から9年連続、これまでにも18商品でグッドデザイン賞を受賞しており、乗用車用タイヤ、SUV向けタイヤ、スタッドレスタイヤ、トラック・バス用タイヤなど幅広いカテゴリーにおいて高い評価を得ている。

 「グッドデザイン賞」は公益財団法人日本デザイン振興会が主催する総合的なデザイン評価推奨制度で、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に毎年実施されている。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれている。

ADVAN dB Ⅴ553

ADVAN dB Ⅴ553

GEOLANDAR A/T4

GEOLANDAR A/T4

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