東レ・ライクラが値上げ ライクラファイバーを11月から

2024年10月21日

ゴムタイムス社

 東レ・ライクラは10月18日、ポリウレタン弾性繊維(ライクラファイバー)について、2024年11月出荷分から、価格改定(値上げ)することを決定したと発表した。
 同社は現在、物流コストの上昇、荷資材の高騰、慢性的な人手不足の背景から要員維持のための労務費、業務委託費についても上昇し続けている。さらに長期にわたる円安により、輸入原料・副原料のコストも上昇している状況となる。
 このような環境下、同社は固定費および比例費のあらゆる項目について、徹底的な削減と効率化による自助努力を続けてきたが、これらのコスト上昇を自助努力のみで吸収するのは極めて困難な状況に至っている。
 以上を踏まえ、今後もユーザーへの同社製品の安定供給を維持し、責任を果たすため、やむを得ず、ユーザーへの販売価格改定(値上げ)を行うこととした。
 対象商品は、ライクラファイバー各タイプ全般、価格改定(値上げ)幅は、1kg当たり、30円~50円、改定時期は、2024年11月出荷分からとなる。

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