三洋化成がRSPO認証取得 タイのSKT本社と

2024年10月21日

ゴムタイムス社

 三洋化成工業は10月18日、タイの関係会社であるサンヨーカセイ(タイランド)リミテッド(SKT) の本社とラヨーン工場(タイ・ラヨーン県)において、持続可能な原料調達の取り組みとして、2024年9月22日に「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」の認証(マスバランス方式)を取得したことを発表した。

 アブラヤシの果肉から得られるパーム油は、世界で最も多く生産・使用されている植物油脂。大規模なアブラヤシ農園開発が行われた国では、環境破壊や農園での劣悪な労働環境による人権侵害などの深刻な問題が指摘されている。RSPO認証は、これらの問題を解決し、生物多様性や森林保全に配慮した持続可能なパーム油の生産・利用を目指すために設けられた国際的な認証制度。
 同社グループでは2013年にRSPOへ加入し、2023年に同社本社、東京支社および国内の自社工場(名古屋工場、鹿島工場、京都工場)においてRSPO認証を取得した。SKTにおいてもRSPO認証を取得したことで、RSPO認証パーム油の利用ニーズが高い一部の香粧品用界面活性剤についてRSPO認証パーム油由来原料の調達・使用を開始する。同社グループは引き続きRSPO認証パーム油の利用拡大につとめ、持続可能な原料の調達と供給体制の整備を推進していく。
 同社グループは、今後も持続可能な原料調達の取り組みを進め、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

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