東洋紡が資源循環プロジェクトをPR COP29ジャパン・パビリオンで

2024年10月23日

ゴムタイムス社

 東洋紡は10月22日、同社が開発したポリエステル系合成紙「カミシャインNEO」を活用した、ラベル台紙の水平リサイクルに関する取り組み「資源循環プロジェクト」が、11月11日~22日にアゼルバイジャン共和国の首都バクーで開催される国連気候変動枠組条約第29回締約国会議「COP29」において、環境省が主催する「ジャパン・パビリオン」のバーチャル展示に初めて出展すると発表した。
 世界各国の政府・自治体・NGO・企業や国際機関等の代表者らが集結する気候変動に関する国際会議「COP29」では、環境省の主催により「ジャパン・パビリオン」が設置され、地球温暖化抑制に向け脱炭素社会の実現に貢献する日本の優れた製品や技術、取り組みなどが実地展示やバーチャル展示で紹介される。「資源循環プロジェクト」は、循環型経済の実現への貢献性が高い取り組みとして評価され、今回初めてバーチャル展示に選定された。
 「ジャパン・パビリオン」のバーチャル展示は10月10日より開始しており、展示期間は12月末までの予定となっている。
 同プロジェクトは、同社が日榮新化、シオノギファーマ、トッパンインフォメディア、三井物産ケミカル、ヤマトボックスチャーターと共同で実施しており、飲料や日用品、薬品など、さまざまな製品の製造工程において、製品にラベルを貼った後に残るラベル台紙の素材を紙から同社が開発したポリエステル系合成紙「カミシャイン」に置き換える。さらに、ラベル台紙使用後に有価回収、マテリアルリサイクルを行った原料を25%以上使用したリサイクル専用台紙「カミシャインNEO」を使用することで、水平リサイクルを実現、ラベル台紙の廃棄ゼロを目指す。

 

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