旭化成は10月23日、日本の人事部「HRアワード2024」(主催:「HRアワード」運営委員会、後援:厚生労働省)において、新入社員を対象にしたラーニングコミュニティ施策「新卒学部」が高く評価され、企業人事部門で最優秀賞を受賞したことを発表した。
「HRアワード」は、人事関係者向けの大手ポータルサイト「日本の人事部」による、人と組織の成長を促す取り組みを表彰する制度。2024年は404件の応募の中から、「日本の人事部」会員による投票、研究者やHR企業の経営者などで構成される選考委員会の審査を経て、2024年の人事施策を代表する事例として「新卒学部」が選出された。
受賞にあたり、学び方の改革に積極的に取り組んでいる点や、近年の若手が抱きやすいキャリアへの不安に着目した点などが評価された。
「新卒学部」は、新入社員の成長を同期同士のつながりで支援する学び合いのコミュニティ。若手のキャリア自律支援を目的に、それぞれの志向に合わせた主体的な学びを支援する新たな育成施策として2023年度に開始した。
同社は今後も、自律的なキャリア形成と成長の支援により、従業員のウェルビーイングや働きがいの向上と、企業価値の向上を目指すとしている。