ブリヂストンは10月24日、空気充填が要らない次世代タイヤ「エアフリー」を使用した低速で公道を走ることができる電動車を活用した移動サービスである「グリーンスローモビリティ」の自治体向け説明会兼試乗会を東京都小平市のブリヂストン技術センターで開催した。
同社では、今後のサステナブルな成長へ向けた新たな種まきとして空気充填が要らないエアフリーを探索事業として推進している。
エアフリーは、地域が抱える様々な交通に関する課題の解決策として注目されている「グリーンスローモビリティ」をターゲットの一つとしている。
人々のコミュニケーション活性化、生活ライフラインの維持や観光財源の活用などを通じて、高齢化や過疎化、労働力不足といった課題に直面する「地域社会のモビリティを支える」ことをミッションに2026年の社会実装を目指して活動を推進している。
同社の新モビリティビジネス推進部長の太田正樹氏は探索事業であるエアフリーについて、「3月より小平市近郊の公道で実証実験を開始しており、エアフリー、自動車、さらに公道を知ることにより技術を深めてきた。さらに社会実装を推進していくことにより、社会実装を通じて検証した提供価値を元にしたビジネスモデルを検討していく。2030年以降には、社会課題を解決できるような事業へと成長させていきたい」と期待を寄せた。
技術については、同社ソリューション開発第2部長の岩淵芳典氏が説明を担当した。
エアフリーには「移動を止めない」、「サステナビリティ」、「安心安全」の3つの特徴がある。
「サステナビリティ」では、素材をゴムと熱可塑性樹脂のシンプルな2ピー
2024年10月25日