住友理工の25年3月期第2四半期(4~9月)決算は、売上高が3091億6900万円で前年同期比3・8%増、事業利益は173億1500万円で同35・4%増、営業利益は173億7800万円で42・6%増、税引前利益は157億2000万円で同48・4%増、四半期利益は100億3000万円で同72・1%増となった。
事業セグメント別では、自動車用品の売上高は2791億9300万円で同3・3%増、事業利益は147億4100万円で同25・1%増となった。 外部顧客への売上高については、主要顧客による減産の影響があるものの、円安の進行による為替換算の影響により、増収となった。
事業利益は原価低減活動、生産効率の向上や為替換算の影響により、増益となった。
一般産業用品の売上高は299億7500万円で同8・3%増、事業利益は25億7400万円で同156・9%増となった。外部顧客への売上高は、高圧ホース及びプリンター向け機能部品の主要顧客による生産台数の増加や円安の進行による為替換算の影響により、増収となった。事業利益は、販売数量の増加及びプリンター向け機能部品事業における構造改革の進展により、増益となった。
所在地別にみると、日本の売上高は1210億円で同5・0%増、事業利益は57億円で同29・4%増となった。米州の売上高は978億円で同12・9%増、事業利益は43億円で同2・1倍、アジアの売上高は936億円で同3・5%減、事業利益は88億円で同18・1%増、欧州その他の売上高は338億円で同2・8%増、事業損失は18億円(前年同期は14億円の損失)となった。
25年3月期通期業績見通しについては、直近に公表されている業績予想を修正した。売上高は6150億円(前回発表6250億円、増減率1・6%減)、事業利益は380億円(同330億円、同15・2%増)、税引前利益は328億円(同280億円、同17・1%増)、当期利益は220億円(同177億円、同25・4%増)を予想している。
修正理由としては、円高の進行により海外子会社の売上高が邦貨換算で減少するため、売上高は前回発表予想を下回る見込みとなっている。損益面は、第2四半期における利益の変動に加え、下期の原価低減活動、および経費支出の抑制による収益の上振れを加味し修正した。
2024年11月06日