経常利益63%減益に カワタの4~9月期

2024年11月06日

ゴムタイムス社

 カワタの25年3月期第2四半期連結決算は売上高が99億1700万円で前年同期比19・9%減、営業利益が2億8600万円で同56・9%減、経常利益が2億8900万円で同62・5%減、四半期純利益が1億3900万円で同73・4%減となった。

 セグメント別では、日本の売上高は68億1700万円で同14・9%減、営業利益は4億4500万円で同4・2%増となった。電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連の売上が前年度後半からの受注低迷により減少した。損益面では、材料費を中心とした原価低減や諸経費の削減に加え、大型案件の減少により売上総利益率が改善した。

 東アジアの売上高は25億8600万円で同34・7%減、営業損失は8300万円(前年同期は2億5900万円の利益)。電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連の設備投資が調整局面に入ったこと及びスマホ・VR用レンズ関連の設備投資についても一服感が見られることから受注が低調に推移した。

 東南アジアの売上高は9億9700万円で同0・9%減、営業損失は1900万円(前年同期は4100万円の営業利益)となった。

 北中米の売上高は1億3600万円で同31・1%減、営業損失は5200万円(前年同期は5300万円の損失)となった。

 25年3月期連結業績の通期予想は当初予想から修正はなく、売上高は221億円で同9・8%減、営業利益は6億5000万円で同48・0%減、経常利益は6億6000万円で同53・3%減、当期純利益は4億円で同56・9%減を見込んでいる。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー