横浜ゴムは10月30日、2025年のニュルブルクリンク24時間レース(ADAC RAVENOL 24H Nürburgring、ニュル24時間レース)の勝利を目指し、ドイツのレーシングチーム「シェラー・スポーツ・ピーエイチエクス」とパートナーシップ契約を締結したと発表した。
同社は「アドバン」最大化への挑戦「ADVAN CHALLENGE」のテーマの下、ニュル24時間レースおよびニュルブルクリンク耐久シリーズ(Nürburgring LangstreckenーSerie、NLS)での勝利を目指しており、同チームから参戦する1台の「Audi R8 LMS GT3 evo II」に「アドバン」レーシングタイヤを供給する。すでに同社とはNLS参戦によるタイヤ開発をスタートしており、10月に開催されたNLS第5戦では総合2位を獲得している。
シェラー・スポーツ・ピーエイチエクスはドイツ・ニュルブルクリンクを拠点とする有数のレーシングチームで、2023年よりドイツ大手カーディーラーのシェラー社の子会社としてニュルブルクリンクを中心とした主要レースに参戦している。ニュル24時間レースでは本年を含め、通算5回の総合優勝を誇る屈指の強豪チームとなる。
同社は世界有数のタイヤメーカーによる厳しいコンペティションが繰り広げられるニュル24時間レースにおいて参戦チームを長年に渡ってサポートしており、ヨコハマタイヤ装着車がこれまでに3度の総合優勝を果たしている。また、昨年のNLSではヨコハマタイヤ装着車が全9戦中5戦で総合優勝を獲得する圧倒的な強さを示し、NLS Speed Trophy部門、NIMEX Team Trophy部門SP9 Proクラスでの年間チャンピオンを獲得している。今年のNLSではScherer Sport PHXの2位獲得に加え、ヨコハマタイヤ装着車が第4戦で総合優勝を獲得している。
同社は2024年度~2026年度までの中期経営計画「YX2026」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。その中で、モータースポーツ活動を「アドバン」「ジオランダー」のブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。
2024年11月01日