インダストリー分野で増収減益 積水化成品4~9月期

2024年11月05日

ゴムタイムス社

 積水化成品工業の2025年3月期第2四半期決算は、売上高が690億6100万円で前年同期比6・3%増、営業利益は7800万円で同76・7%減、経常損失は3億7800万円(前年同期は11億6800万円の利益)で、四半期純損失は3億7100万円(同4億5900万円の利益)となった。

 ヒューマンライフ分野の売上高は258億3600万円で同5・3%増、セグメント利益は6億4300万円で同31・1%減。住環境・エネルギー領域では、土木関連資材のEPSブロックで工事物件の進捗遅れが続き、売上は低調となった。

 インダストリー分野の売上高は432億2400万円で同6・8%増、セグメント利益は8億6200万円で同17・8%減となった。モビリティ領域では、自動車部材用途のピオセランなどの売上は、能登半島地震や認証不正問題による自動車メーカーの減産影響があるも、米州での需要増加もあり前年並みとなった。医療・健康領域では、エラスティルの売上は、プロテクティブスニーカー向け販売増などにより、前年を大幅に上回った。

 通期の連結業績予想は、直近に公表されている業績予想からの修正は無く、売上高が1340億円で同2・9%増、営業利益が10億円で同20・7%減、経常利益が7億円で同74・4%減、純利益は4億円で同63・1%減を見込んでいる。

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