旭化成の25年3月期第2四半期業績は売上高が1兆4903億3400万円で前年同期比10・7%増、営業利益は1089億1500万円で同94・9%増、経常利益は1037億700万円で同99・2%増、中間純利益は602億4800万円で同95・3%増となった。11月1日にオンラインで開催した決算説明会で堀江俊保代表取締役兼専務執行役員は「先端半導体や生成AI用のサーバーといったデジタルソリューション分野が堅調に推移し、マテリアルセグメントは大幅に業績が改善した。また、ヘルスケアも引き続き堅調な流れが続いている」と25年3月期第2四半期(24年度上半期)を総括した。
セグメント別ではマテリアルの売上高は6857億円で同12・4%増、営業利益は502億円で同182・9%増と大幅な増益となった。マテリアルのうち基礎原料やポリマー、合成ゴム、エラストマーなどが含まれる環境ソリューション事業の売上高は2792億円で同17・3%増、営業利益は165億円(前年同期は16億円の損失)。うち、基盤マテリアル事業の売上高は1665億円で同20・3%増、営業利益は110億円(同81億円の損失)となった。基盤マテリアル事業における交易条件の改善や石化市況の上昇で前年同期比で増益となった。
合成ゴム(SSBR)の需要動向は
2024年11月05日