帝人フロンティアは11月5日、同社と中古衣料品のリユースおよびリサイクル事業を展開するファイバーシーディーエムが、古着の回収および選別と廃棄衣料品の効率的な資源循環システムの社会実装を目指す実証試験として、東京都庁と国立競技場で不要な衣料品の回収を行うと発表した。
これらは、東京都が推進するプラスチックの水平リサイクルやリデュース・リユースの拡大を目的とする革新的技術・ビジネスの支援プロジェクトの一環として実施する。
今回の実証試験では、ファイバーシーディーエムの衣料品回収および選別やリユースのノウハウと、同社の独自のポリエステルリサイクル技術を活用することで、廃棄衣料品から再生ポリエステル原料を作り出す「繊維to繊維」水平リサイクルシステムの社会実装を実現するための回収スキーム構築とインフラ整備を検証していく。
実施する不要な衣料品回収の回収期間は、東京都庁11月5日~11月29日都庁開場時間内、回収ブース設置場所は、東京都新宿区東京都庁第一本庁舎2階南側、回収対象衣料品は、不要なポリエステル100%製衣料品となる。
国立競技場の回収期間は、11月9日10時~14時(当日、14時キックオフにて明治安田J1リーグFC町田ゼルビア対FC東京戦が実施される)、回収ブース設置場所は、東京都新宿区国立競技場GATEーA付近特設ブース、回収対象衣料品は、不要な衣料品(ポリエステル100%製以外も対象)となる。
雑貨製品(バッグ、靴、手袋、帽子、エプロン、ネクタイ、タオル、アクセサリーなど)、肌着・下着、水着、パジャマ、著しく汚損の激しいものなどは回収対象外となる。
2024年11月07日