フッ素ゴムは減収 ダイキン工業の4~9月期

2024年11月06日

ゴムタイムス社

 ダイキン工業の2025年3月期第2四半期決算は、売上高が2兆4930億6400万円で前年同期比12・0%増、営業利益が2465億9400万円で同4・6%増、経常利益が2241億6800万円で同1・4%増、四半期純利益が1516億5700万円で同0・9%減となった。
 化学事業セグメント合計の売上高は1296億7100万円で同3・9%増、営業利益は261億8400万円で同5・9%減となった。
 フッ素化学製品全体の販売は、半導体・自動車分野を中心にした広範囲での需要回復遅れ、それに伴う流通在庫調整の動きなどがあったが、為替のプラス効果により売上高は前年同期を上回った。フッ素ゴムは自動車分野等での流通在庫調整の影響により、売上高は前年同期を下回った。
フッ素樹脂はLAN電線分野や半導体装置向け材料分野での市場回復の遅れなどにより販売は厳しい状況が継続しているものの、為替のプラス効果により売上高は前年同期を上回った。
 2025年3月期通期連結業績予想は前回発表を修正した。売上高は4兆7700億円(前回発表4兆5400億円、増減率5・1%増)、営業利益は4280億円(同4250億円、同0・7%増)、経常利益は3920億円(同3900億円、同0・5%増)、当期純利益は2670億円(前回予想と変わらず)を見込んでいる。

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