レゾナック・ホールディングスは11月5日、J2サッカークラブの大分トリニータのホームスタジアムとして知られている、大分県大分市の「レゾナックドーム大分」の愛称が、2025年1月1日から「クラサスドーム大分」に変わることを発表した。
同社は、2019年に前身である昭和電工が、大分県より大分スポーツ公園(所在地:大分県大分市横尾1351番地)の施設に関するネーミングライツ(命名権)を取得した。2023年の社名変更に伴い、現在は同公園内の各施設に「レゾナック」の名称を付けた愛称で利用されている。
このたび同社は、大分コンビナートを中心とする石油化学事業を2025年1月1日付で100%出資子会社のクラサスケミカルとして分社し、独立運営することを発表している。これに合わせ、大分スポーツ公園内にある各施設の愛称も「クラサス」を付けた愛称に変更することになった。
新会社の社名である「クラサス」は、Cras(明日/ラテン語)とSustainable(持続可能な)、さらに暮らしとSustain(支える)のダブルミーニングによる造語。人々の暮らしに欠かすことができない石油化学産業で、カーボンニュートラルと循環型社会の構築をリードし、サステナブルな社会の実現に貢献する、という想いを込めている。
このたびこれらの想いを形にしたブランドロゴも制定された。当ロゴは「トゥモローアーク(明日に架ける弧)」をイメージし、AからS(「明日」)に描かれたアークは、心地よい社会、地球を、明日(次世代)につなげ、つづける、サステナブル社会の実現への貢献を象徴している。
新社名を施設名として、同社を一層身近に感じ親しみを持ってもらえるよう、今後も地域社会と対話を一層深め、サポートする存在として活動していくとしている。
ネーミングライツの対象施設と新愛称は、総合競技場が「クラサスドーム大分」、テニスコートが「クラサステニスコート」、サブ競技場が「クラサスグラウンド」、サッカー・ラグビー場が「クラサスサッカー・ラグビー場」、野球場が「クラサススタジアム」、投てき場が「クラサスフィールド」、大分県立武道スポーツセンターが「クラサス武道スポーツセンター」となる。