三井化学の25年3月期第2四半期(24年4~9月)業績は売上収益が8903億5100万円で前年同期比8・1%増、コア営業利益が527億8700万円で同25・6%増、中間利益が222億2900万円で同7・5%増となった。
11月7日にオンラインで開催した決算説明会で中島一代表取締役専務執行役員は「ライフ&ヘルスケアソリューションやモビリティソリューション、ICTソリューションの成長領域の販売数量は全般的に堅調に推移した。交易条件は為替を中心に改善し、コア営業利益は前回予想を上回る着地となった」と説明した。
セグメント別では、三井EPT(エチレンプロピレンゴム)などのエラストマーや複合材料が含まれるモビリティソリューションの売上収益は2842億円で同8・8%増、コア営業利益は288億円で同7・1%増となった。このうちエラストマーは、自動車用途を中心に販売数量が増加したことや円安による為替差益の増加がプラス要因となったのに対し、一時的な交易条件の緩和があった。
モビリティソリューションのコア営業利益の増減要因をみると、数量で63億円のプラスとなったのに対し、交易条件で10億円、固定費他で34億円のマイナスとなり、差し引き19億円の増益となった。
三井EPTの需給動向について「24年度上半期(24年4~9月)の国内は
2024年11月08日