BASF PETRONAS Chemicalsは11月7日、マレーシアのクアンタンにあるフェアブント拠点(統合生産拠点)において、2つ目となる2-エチルヘキサン酸(2-EHAcid)生産ラインの稼働を開始したことを発表した。今回の増設は、高品質な2-エチルヘキサン酸に対する需要の急増に直接対応するものであり、同社の大切な地域の顧客に対するコミットメントを改めて示すことになる。
クアンタンのフェアブント拠点(統合生産拠点)での生産能力増強を祝う落成式には顧客も参加し、顧客を第一に考える組織の継続的な取り組みが改めて強調された。
2016年の稼働以来、2-エチルヘキサン酸生産プラントは東南アジア地域の成長を支える重要な役割を担ってきた。第2生産ラインの起工式は2023年第1四半期に行われた。2024年第3四半期現在、この新しい生産ラインはフル稼働しており、年間生産能力を6万トンに倍増し、イノベーションを促進して世界中の顧客のニーズの進化に応えるという同社の姿勢を一層強化している。
なお、同社SEの取締役会メンバーであり、最高技術責任者(CTO) のステファン・コートラーデは、「今回の拡張は、利益ある成長と価値創造への私たちのコミットメントにおける重要な一歩です。新たな戦略の一環として、私たちは高成長を遂げるアジア市場におけるコア事業拠点の拡張に取り組んでおり、高品質な製品で顧客のニーズの増大に確実に応えていく」と述べている。
2024年11月08日