バンドー化学の2025年3月期第2四半期連結決算(IFRS)は、売上収益が580億9800万円で前年同期比7・7%増、コア営業利益は41億600万円で同9・3%増、営業利益は50億4800万円で同11・8%増、四半期利益は32億9700万円で同10・2%減となった。
セグメント別にみると、自動車部品事業の売上収益は292億5700万円で同11・4%増、セグメント利益は24億7000万円で同35・7%増となった。
国内においては、自動車生産台数減少の影響を受けたが、輸出向け製品の販売が好調に推移したことにより、販売が増加した。海外においては、米国において補修市場向け製品の販売が増加した。
中国・アジアにおいては二輪車メーカーの生産が回復し、スクーター用変速ベルトなどの販売が増加した。
産業資材事業の売上収益は192億6700万円で同4・0%増、セグメント利益は13億4800万円で同28・9%減となった。
一般産業用伝動ベルトは、国内においては、産業機械用伝動ベルトの販売が前年並みに推移した。
海外においては、欧米において産業機械用伝動ベルトの販売が増加し、中国・アジアにおいても農業機械用伝動ベルトの販売が増加した。
運搬ベルトは、国内において樹脂コンベヤベルト(サンラインベルト)の販売が増加したものの、コンベヤベルトの販売が減少した。
高機能エラストマー製品事業の売上収益は70億7000万円で同2%増、セグメント損失は1100万円(前年同期は7600万円の損失)となった。
機能フイルム製品は、精密ベルトの販売が増加したが、高機能ローラおよびブレードなどの販売が減少した。
ロボット関連デバイス事業、電子資材事業および医療機器事業などを含むその他の事業の売上収益は29億1700万円で同10・8%増、セグメント利益は1億6400万円(前年同期は4700万円の損失)となった。
2025年3月期連結業績予想は前回発表から変更はなく、売上収益は1100億円前期比1・6%増、コア営業利益は82億円で同8・1%増、当期利益は65億円で同5・2%増を見込んでいる。
2024年11月12日