ダウ・東レは12月3日に、「液状シリコーンゴム技術最前線」のテーマでウェビナーを開催する。
参加費は無料。開催時間は10時~11時の1時間となっている。すでに募集を開始している。
申し込みは( https://engage.dow.com/LP=13876 )まで。
液状シリコーンゴム技術最前線のプログラムでは、液状シリコーンゴムの①難燃プラスチック対応グレード、②自己接着グレード、③耐熱・低圧縮永久ひずみ対策グレード、④低温速硬化グレード⑤まとめ、⑥質疑応答の6つの項目で構成している。
今回のウェビナーを開催するきっかけについて、同社営業部門マーケティング部シニアマーケティングマネージャー久保出康之氏によると、シリコーンゴムは液状シリコーンゴムとミラブルシリコーンゴムに分けられるが、液状シリコーンゴムの特長は生産の効率化に寄与する点が大きいという。
久保出氏は「お客様にとって生産性向上や生産コストの削減に取り組むことは、自動車業界に限らず、非自動車業界にとっても大きな命題になっている」と述べる。同社は液状シリコーンゴムとミラブルシリコーンゴムをグローバルで販売をしているが、液状シリコーンゴムの活用は、世界の地域によってバラツキがあるという。例えば、欧州や北米地域は普及率が高いが、日本は液状シリコーンゴムの普及度が高くない現状がある。
また最近では、液状シリコーンゴムは大きなトレンドがきており、自動車の電動化の動きに対して、液状シリコーンゴムがますます求められている。液状シリコーンゴムが求められる性能のキーワードとして、久保出氏は耐熱性と難燃性を挙げ、「自動車のEV化が加速するに連れ、自動車業界の課題として耐熱性と難燃性のニーズに対応していくことが非常に重要になってきている」と述べ、同社は液状シリコーンゴムのさまざまなニーズに対応した新製品を開発し、市場に上市している。
このような背景のなか、今回のウェビナーは、液状シリコーンゴム技術最前線のテーマで、顧客の生産性向上や生産コストの削減に貢献できる同社が販売する液状シリコーンゴム代表的な製品や技術を紹介していくことが狙いだ。
今回のプログラムでは、同社の研究開発部門応用技術3部の三谷修氏が登壇し、4つの液状シリコーンゴムの製品を分かりやすく解説する。
ひとつ目の製品は、難燃添加剤使用のプラスチックとの使用が可能な「難燃プラスチック対応グレード」。同製品は、難燃添加剤使用のプラスチックと併用しても圧縮永久ひずみが悪化せず、シール性を確保できるのが特長だ。
2つ目は、自己接着グレードを紹介する。同製品は、成形直後から強い接着性が発現し、業界最高水準の保存安定性がある。そのほか、多くの樹脂(PBTやPA)に対して良好な接着ができることも特長のひとつになっている。
3つ目の製品は、耐熱・低圧縮永久ひずみ対策グレードとなる。SAEUACARー2T5規格に対応しており、同社の様々の液状シリコーンゴムに対して、使用可能な添加剤タイプとなっている。
最後の製品が低温速硬化グレード。低温(90~120℃)での成形時間が短縮でき、食品接触用途にも使用可能となっている。
三谷氏はウェビナーで、これらの4つの製品の特長を更に詳しく解説をしていく。
製品の紹介後、質疑応答の時間を設けており、ウェビナー中でもチャットで質問が対応可能としている。
液状シリコーンゴム技術最前線の参加のURLは、https://engage.dow.com/LP=13876となる。