朝日ラバーの2025年3月期第2四半期連結決算は、売上高が36億9400万円で前年同期比10・0%増、営業損失は4800万円(前年同期は1100万円の利益)、経常損失は5700万円(前年同期は3500万円の利益)、四半期純損失は8600万円(前年同期は5500万円の利益)となった。
セグメント別に見ると、工業用ゴム事業の売上高は28億5700万円で同9・0%増、セグメント利益は1900万円で同77・5%減となった。自動車向け製品の受注は、自動車内装照明用のASA COLOR LEDの受注は減少したものの、スイッチ用ゴム製品の受注が増加した。また、卓球ラケット用ラバーの受注は引き続き好調に推移した。一方で、自動認識機器に使用されるRFIDタグ用ゴム製品の受注は、前連結会計年度から引き続き事業環境の影響を受け低迷した。
医療・衛生用ゴム事業の売上高は8億3600万円で同13・5%増、セグメント利益は7000万円で同28・7%増となった。プレフィルドシリンジガスケット製品は、顧客の生産調整等の影響により受注が減少したものの、診断・治療向けの採血用・薬液混注用ゴム栓や医療用逆止弁、医療シミュレータの受注が増加した。
2025年3月期通期の連結業績予想は、直近に公表されている業績予想からの修正は無く、売上高は73億6300万円で同2・5%増、営業利益は3600万円で同77・0%減、経常利益は2800万円で同85・6%減、当期純利益は1000万円で同92・5%減を見込んでいる。
2024年11月14日