積水化学工業はタイに塩素化塩ビ樹脂(CPVC)コンパウンド第2工場を新設する。第2工場の稼働開始は、2025年度下期を予定している。その結果、同社のCPVCコンパウンドの生産能力は1・6倍強に増強する。
同社の環境・ライフラインカンパニーがタイの連結子会社のSEKISUI SPECIALTY CHEMICALS(タイ)(SSCT)のタイ東南部マプタプットのヘマラートイースタン工業団地内にある工場敷地内に第2工場を新設する。
同社では、SSCTにCPVCをコンパウンド化し、「デュラストリーム」ブランドとして、樹脂配管などを成型する海外メーカーに販売をしている。
CPVCは、塩素を付加した特殊な塩化ビニル樹脂で、主に耐熱性が必要とされる、給湯管用、スプリンクラー用などの配管材の原料に用いられている。
近年、インドをはじめとする各国で耐熱性樹脂配管材の需要が高まってきており、今後も堅調な伸びが期待できることから、
同社は、確かな品質と安定した供給で、ユーザーからのご要望にお応えしていく。
2024年11月14日