ブリヂストンは11月11日、オンラインで石橋秀一代表執行役グローバルCEOや菱沼直樹グローバルCFOらが出席し、24年12月期第3四半期決算説明会を開催した。
24年12月期第3四半期の売上収益は3兆2694億1100万円で同 2・2%増、調整後営業利益は3531億9600万円で同2・5%減、営業利益は3771億2500万円で同0・4%増、四半期利益は2524億5200万円で同5・0%減となった。
24年12月期第3四半期について石橋CEOは「為替の追い風もあり対前年比増収となったものの、北米の乗用車ビジネスおよび南米ビジネスが想定以上に落ち込み、調整後営業利益は減益での着地となった」と述べる一方、「プレミアムタイヤ販売は堅調であり、強固なプレミアムタイヤ基盤を維持強化している」と説明した。
24年12月期第3四半期のタイヤ販売本数(累計)は、乗用車用(PSR/LTR)がグローバルで前年比8%減、TBR(トラックバス用)がグローバルで4%減となった。PSR/LTRではOE(新車用)はグローバルで同11%減、市販用(REP)はグローバルで同6%減となった。 地域別では日本は新車用が同17%減、市販用は同8%減、北米は新車用が同3%減、市販用が同5%減となった。アジア・大洋州・インド・中国は新車用が同13%減、市販用は同2%減となった。乗用車ではプレミアムタイヤ(18インチ以上)の販売はグローバルで同1%減、市販用で同4%増となった。
TBRでは、グローバルでは同14%減、市販用は横ばいとなった。日本は新車用が同5%増、市販用は同12%減、北米は同4%増、アジア・大洋州は新車用が同24%減、市販用が同4%増、欧州は新車用が同24%減、市販用は同1%減となった。
ORRは超大型の市販用は横ばい、大型は同5%減、新車用は同33%減、市販用は同9%増となった。
財別の業績をみると、タイヤ事業ではPSR/LTの売上収益は1兆8160億円で同4%増、調整後営業利益は1939億円で同3%増、TBの売上収益は7509億円で同0%減、調整後営業利益は436億円で同28%減、スペシャリティーズ(鉱山用、飛行機用、二輪車用タイヤが含まれる)の売上収益は4772億円で同0%増、調整後営業利益は1110億円で同8%増となった。
化工品・多角化事業の売上収益は2253億円で同1%増、調整後営業利益は47億円で同54%減。このうち化工品事業の売上収益は1235億円で同3%減、調整後営業利益は53億円で同22%減となった。油圧ホース、ゴムクローラーは
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