アキレスの25年3月期第2四半期決算は、売上高が388億3800万円で前年同期比1・7%増、営業損失は4億4900万円(前年同期5億190万円の損失)、経常損失は4億4900万円(前年同期4500万円の損失)、四半期純利益は15億8800万円で同927・2%増となった。
セグメント別では、シューズ事業の売上高は48億9400万円で同1・9%減、セグメント損失は5億800万円(前年同期は4億400万円の損失)となった。
プラスチック事業全体の売上高は197億600万円で同1・2%増、セグメント利益は9900万円で同82・1%減となった。
中間財の売上高は186億1400万円で同0・9%増となった。国内市場では自動車メーカーの生産は回復したが、北米・中国市場での生産が落ち込んだため、前年売上を下回った。
フイルムは、国内外のエレクトロニクス分野向け、並びに主に欧州でのエクステリア分野向けが伸長し、前年売上を上回った。
建装資材は、床材は好調に推移したが、壁材は市況低迷の影響により苦戦し、全体では前年売上を下回った。
消費財の売上高は10億9100万円で同5・2%増。防災対策商品は、米国市場でのボートの販売は伸び悩んだが、国内の防災用エアーテントの販売が好調に推移し前年売上を上回った。
産業資材事業全体の売上高は142億3700万円で同3・8%増、セグメント利益は11億3500万円で同78・9%増となった。中間財の売上高は138億1600万円で同4・4%減となった。ウレタンは寝具・雑貨用途が復調し、前年売上を上回った。断熱資材はボード製品が非住宅建築向けで好調に推移したこと等により、前年売上を上回った。工業資材は半導体ウエハー搬送用部材が回復基調で推移したことや、医療機器向け大型成型品の伸長により、前年売上を上回った。
25年3月期の連結業績予想は、直近に公表されている業績予想からの修正は無く、売上高が840億円で前期比6・9%増、営業利益2億円、経常損益5億円、当期純利益18億5000万円を見込んでいる。