旭化成エレクがエイジテック製品展示 米のCES2025に

2024年11月14日

ゴムタイムス社

 旭化成エレクトロニクスは11月13日、ミリ波レーダーを活用した「高齢者見守り技術」や、エナジーハーベスティング技術を用いて電池を利用せず排尿を検知する「スマートおむつ」など、開発中の次世代エイジテックソリューションを2025年1月7日~10日に米国ラスベガスで開催される「CES2025」にて発表し、また、長年培ったセンシングの技術を応用した新製品やコンセプトも併せて展示すると発表した。
 会期は2025年1月7日~1月10日(現地時間)、会場は Las Vegas Convention Center,Venetian Expo,ARIAとなる。同社ブースは、Venetian Expo♯54418。
 米国国勢調査局によれば、米国の65歳以上の人口は2000年の3500万人から2020年には約5500万人に増加しており、高齢化が進んでいる。また、U.S.News &World Reportによると、55歳以上の95%が「老後も住み慣れた場所で過ごしたい」と考えており、この願望はこれまで以上に高まっている。同社は、このような想いを実現するための技術として展示を行う。
 CES2025の出展内容は、ミリ波による高齢者見守りソリューション、スマートおむつ向けソリューション。その他、ウェアラブル機器向け温度・筋電位(EMG)計測ソリューション、スマートホーム向けソリューション、車載ソリューション(ミリ波レーダーによる生体センシング、光学樹脂を使った次世代HUD)を展示する。
 ミリ波による高齢者見守りソリューションでは、高齢者の見守り用途を想定し、6m×6mの空間内で、最大3名までの存在検知や位置追跡を行うことができ、また姿勢の検知も可能にしている。同技術はカメラを使用しないことから、プライバシー保護に優れ、ベッドルームやバスルームなどを含め、プライベートな空間での使用に適している。また、転倒時には10秒以内に検出が可能で、単身暮らしの高齢者の見守りに適したソリューションとなる。
 スマートおむつ向けソリューションでは、身近にある微弱な電力を電子デバイスが動作可能なレベルまで昇圧できるDC/DCコンバーター(AP4470L)を使用し、尿中の水分を利用して発電し、バッテリーレスで排尿を通知する「スマートおむつ」のコンセプトデモを展示する。

ブースイメージ

ブースイメージ

高齢者見守りソリューション

高齢者見守りソリューション

スマートおむつ向けソリューション

スマートおむつ向けソリューション

計測ソリューション

計測ソリューション

スマートホーム向けソリューション

スマートホーム向けソリューション

車載ソリューション

車載ソリューション

 

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