オカモトの2025年3月期第2四半期連結決算は、売上高が544億8900万円で前年同期比6・9%増、営業利益は49億1900万円で同3・2%増、経常利益は50億1500万円で同16・5%減、当期純利益は29億8000万円で同期比34・9%減となった。
セグメント別にみると、産業用製品の売上高は371億4500万円で同8・6%増、セグメント利益は8億7000万円で同5・5%増となった。
一般用フイルムは、受注が堅調に推移し売上増となった。工業用フイルムは、海外向けステッカー用が堅調に推移し売上増となった。建材用フイルムは、堅調に推移し売上前年並み。多層フイルムは、工業用と国内食品用は市場の冷え込みがあり需要減も、医療用の復調と輸出向け食品用が堅調に推移し、全体では売上増となった。農業用フイルムは、自然災害による不安定な作物収入や生産者コスト上昇により、売上減となった。自動車内装材は中国は苦戦も北米市場が好調で売上増。粘着テープは、包装用テープが堅調に推移し売上増となった。工業テープは、車両用部材の販売が好調に推移し売上増となった。食品用手袋は価格競争が激しく苦戦し売上減となった。食品用吸水・脱水シートであるピチット製品は、外食向けが好調で売上増となった。
研磨布紙等は、半導体向けの研磨剤が得意先の在庫調整により売上減となった。
生活用品の売上高は172億1100万円で同3・6%増、セグメント利益は49億4800万円で同2・7%増となった。コンドームについては、訪日客増加により売上増となった。また、海外も引き続き堅調に推移し売上増となったた。除湿剤は、店頭販売が堅調に推移し前年並み。カイロは、販売店への店頭導入開始が例年より早まった。手袋は、家庭用手袋は大手得意先取引減少のため売上減。医療向け手袋は市場価格下落により売上減となった。産業用手袋は自動車関連半導体向けが市況により不調も、製薬向けの新規が増え前年並みとなった。
メディカル製品のうち滅菌器は、市況の悪化により売上減と。ブーツは、夏場に暑熱対策品の受注が増えて挽回し売上前年並みとなった。シューズは、スニーカーは好調でしたが革靴は猛暑の影響で苦戦し売上減となった。
物流受託事業及び太陽光発電事業のその他の事業の売上高(振替前)は18億500万円で同5・9%増、セグメント利益は2億4800万円で同25・2%増となった。
2025年3月期通期業績予想は前回発表から変更なく、売上高は1110億円で前期比4・6%増、営業利益は92億5000万円で同7・9%減、経常利益は104億円で同14・0%減、当期純利益は67億円で同9・3%減を見込んでいる。
2024年11月14日