ENEOSホールディングスは11月13日、宮田知秀代表取締役社長役員らが出席し、25年3月期第2四半期決算(IFRS)を説明した。25年3月期第2四半期売上高は6兆3484億2300万円で同4・1%減、営業利益は1460億3300万円で同49・9%減、中間利益は681億6800万円で同60・3%減となった。
セグメント別では、合成ゴム、特殊ゴム、二次電池材料などのエラストマー事業を始め、機能材事業を含めた機能材セグメントの売上高は1715億円で同16・4%増、営業利益は91億円(前年同期は25億円)となった。エラストマー事業は、需要回復および販売拡大に伴い販売数量は前年同期を上回った。利益はブタジエン市況の高騰や円安影響によりマージン良化により増益。なお、機能材セグメントの営業利益(前年同期比66億円増)の内訳は、エラストマー事業は同35億円の増益(数量影響+19億円、マージン・経費ほか+16億円)、機能材は同31億円の増益(数量影響+5億円、マージン・数量ほか+26億円)となった。
なお、同社は第3次中期経営計画において、①確かな収益の礎の確立、②エネルギートランジション実現へのとりくみ加速、③経営基盤の強化の3点を掲げ推進している。①確かな収益の礎の確立では、各セグメントで事業を推進するなかで、機能材では、SSBR(溶液重合スチレン・ブタジエンゴム)とリチウムイオン電池向けのバインダーを戦略製品の拡販を図っている。「SSBR、電池用
2024年11月13日