三井化学は11月14日、日本IR協議会が選定する第29回「IR優良企業賞2024」にて、「IR優良企業賞」を受賞したと発表した。
同社は2022年に「IR優良企業賞」、2023年にも「IR優良企業特別賞」を受賞しており、今回で3年連続の受賞となる。
日本IR協議会による「IR優良企業賞」とは、IRの趣旨を深く理解し、積極的に取り組み、市場関係者の高い支持を得るなどと優れた成果を挙げた企業を選び表彰しているものとなる。
2024年度は、日本IR協議会会員企業のうち応募企業355社の中から、調査票の結をもとにアナリスト、投資家、報道機関などで構成される審査委員による審査から、「IR 優良企業大賞」2社、「IR優良企業賞」6社、「IR優良企業特別賞」2社、「IR優良企業奨励賞」2社が選定された。
受賞理由は、経営トップが企業価値向上を目指す姿勢を常に示している、また、2024年にプラントで不具合が起きた際も再開の見通しが立った時点で迅速に情報開示し、トップ自ら説明する機会を設けている、環境変化を背景に事業ポートフォリオ改革を続け、成長戦略と合わせて説明する姿勢が評価されており、IR部門は経営層と投資家とのミーティング設定、事業説明会などのイベント充実、社内外の最新情報に基づく取材対応などのレベル向上に取り組んでいるなどとなる。
同社グループでは、長期経営計画「VISION2030」をスタートして、3年が経過した。経営を取り巻く環境はグローバルレベルで刻々と変化する中、「事業ポートフォリオ変革」を中心とした基本戦略、財務・非財務の統合した経営を進め、目標実現に向け全社一丸となって取り組んでいる。
これら同社の取り組みについては、説明会やイベントを通じて、経営層、関係部門責任者、IR部門とステークホルダーの方多賀が直接対話する機会を通じて積極的に発信している。また、今年度の統合レポートでは、アカデミア、投資家、アナリストといったステークホルダーの方々と経営層や社外取締役との対談、座談会を実施した。今後もこうした機会を通じて、公正で透明性の高い情報の発信のみならず、そこから得られる幅広い視点・ご意見を経営に活かすことで、さらなる企業価値向上を目指していく。
2024年11月15日