バルカーの２０２５年３月期第２四半期連結決算は、売上高が３００億９７００万円で前年同期比３・５％減、営業利益は29億２４００万円で同24・５％減、経常利益が31億４４００万円で同22・６％減、四半期純利益が19億９８００万円で同25・９％減となった。
セグメント別では、シール製品事業の売上高は１９８億７５００万円で同６・０％増、セグメント利益は25億９８００万円で同48・４％増となった。機器市場向けが設備投資減勢の影響を受けたものの、先端産業市場向け高機能シール製品販売の回復基調が続いたことにより増益した。
機能樹脂製品事業は、売上高が86億８０００万円で同20・１％減、セグメント利益は４億１２００万円で同80・５％減となった。先端産業市場・プラント市場向けのフッ素樹脂特殊タンク製品の需要が調整局面を迎えて大きく減少した。
シリコンウエハーリサイクル事業他は、売上高が15億４０００万円で同２・１％減、セグメント損失は８５００万円（前年同期は１０００万円の利益）。主力事業が堅調に推移したものの、その他事業の販売が振るわず減益した。
２０２５年３月期の通期連結業績予想は、直近に公表されている業績予想からの修正は無く、売上高は６２５億円で前期比１・２％増、営業利益が65億円で８・５％減、経常利益が65億円で同12・２％減、当期純利益が50億円で同１・９％増を見込んでいる。
