ニュースの焦点 4~9月売上高ランキング

2024年12月03日

ゴムタイムス社

 主要上場ゴム企業の25年3月期第2四半期連結決算の売上高をランキングした21社のうち、増収となったのは15社で、減収企業が6社となった。前四半期(第1四半期)との比較で増収・減益企業数は同一となった。上位10社では、首位の豊田合成を除く9社が増収となった。2位のNOKは前年同期比11・1%増となった。シール事業の売上は同0・2%減と微減収となった一方、電子部品事業は同22・5%増となった。スマホ向け、自動車向けが販売を増加させたほか、ハードディスクドライブ向けはデータセンター向けの需要回復により販売が増加。これに為替による売上押し上げ効果もあった。
 11位以下の企業ではニッタ、アキレス、タイガースポリマー、藤倉コンポジット、ナンシン、朝日ラバーが増収となった。11位のニッタは為替が想定よりも円安に振れたことがプラス要因となった。セグメントでは、ベルト・ゴム製品事業の売上高は同2・3%減となったのに対し、ホース・チューブ製品事業は同1・3%増となった。半導体製造装置向けのチューブ製品が回復傾向にあることや、自動車製造ライン向けのメカトロ製品が堅調に推移した。[/hidepost]

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