三井化学は11月21日、同社名古屋工場内に新たな研究開発拠点となるクリエイティブインテグレーションラボ/Creative Integration Lab.(所在地:愛知県名古屋市、以下 「CIL」)を建設、2024年10月30日に竣工式を行ったことを発表した。
CILでは、半導体・実装関連の研究部門がシームレスに連携し、顧客との共創によるソリューション提案力を強化するとともに、関連研究部門の一体運営による問題解決能力向上、および人材の育成を推進する。 これらにより、加速度的に進化する現代社会において、ここに集まる人々の想いとアイデアでゼロからマテリアルを創りだし、より豊かな人々の暮らしの実現を目指す。CILは、顧客と研究者のコミュニケーションを促進し共創に取り組む場となる共創棟(ATTA)と、クリーンルームや様々な試験設備を集約したICTテストフィールド(DELA)の2棟から成る。
共創棟(愛称:ATTA)は、顧客及び研究者間のコミュニケーションの場。同社内の他拠点とも連携して共創に取り組むため、全国のCreation Palette拠点とつなぐ高速通信設備や、専門的な技術プレゼン(学会、展示会等)を共有できるデジタルプレゼンシステムなどを導入した。
ICTテストフィールド(愛称:DELA)は、クリーンルーム、ドラフト室、信頼性試験室、恒温恒湿室を有し、プロセス評価、性能評価、信頼性試験設備などを集約・拡充し、顧客と一緒に試作・評価する場となる。
新たな研究開発拠点となるクリエイティブインテグレーションラボのATTAの建築面積は1100㎡、DELAの建築面積は4200㎡、延床面積は5400㎡、クリーンルーム面積は1800㎡となる。