米国ミシガン州に本社を置く素材化学会社のダウ日本グループは11月22日、デンマークの総合物流企業マースクと協働し、レインボーカラー塗装の輸送用コンテナを用いたLGBTQ+コミュニティへの連帯を示すイベントを開催したと発表した。
11月15日、ダウ・東レの千葉工場・研究所にマースクのレインボーカラーのコンテナを設置し、多様性の重要性とLGBTQ+コミュニティへの支援を伝える啓蒙活動を実施した。
レインボーコンテナは、マースクが多様性の重要性とLGBTQ+コミュニティの支援を訴えるために導入し、世界各地を航海している。今回のイベントでは、同社グループとマースクおよび東レ千葉工場の従業員から募った寄付物資、段ボール箱67個分を、コンテナを活用して同社のフィリピン拠点に輸送し、非営利団体を通じて現地の子どもたちに届ける予定となる。
同社は、すべての従業員が性的指向、性自認、性表現に関わらず、それぞれが尊重され、職場でのパフォーマンスに影響を与えないインクルーシブな職場環境をつくることに尽力しており、LGBTQ+コミュニティを支援する取り組みを積極的に推進している。
同イベントは、総合物流サービスを提供する澁澤倉庫にも協力を仰いだ。
同社代表取締役社長パトリック・マクラウド氏は、「このイベントは、LGBTQ+コミュニティへの共感を目に見える形で示すと同時に、インクルーシブな職場と社会を築くための私たちのコミットメントを強化するものになった。私たち一人一人が小さな歩みを進めることで、よりインクルーシブな社会に向けて貢献することができる。」と述べている。
2024年11月25日